私は地球温暖化については専門家ではない。なので地球誕生から今現在までの何億年というオーダーでの長い歴史において温暖化が進んでいるのか、進んでいないのか、は判断出来ない。判断するつもりもない。ただ、何万年や何億年というオーダーはさて置きここ数十年、数百年というオーダーで現在までのデータを見ると地球は温暖化が進んでいるとは言えるのではないかと考える。
さて、その温暖化の原因というと一般的には二酸化炭素CO2ということになっている。つまり、大気中の二酸化炭素CO2が増加しておりそれが地球温暖化の原因という訳だ。
しかし、これは明らかにおかしい。温暖化とは大気の温度が上昇していることだから大気つまり空気を構成する酸素と窒素の温度が上昇することが原因と考えるのが素直で論理的である。空気中の二酸化炭素CO2はわずかの割合でその影響は限定的である。
では大気、すなわち空気の温度が上昇するのは何故か。何が原因か。
温暖化とは地球上で燃焼という現象が頻繁かつ多大なレベルで繰り返されるから大気温度が上昇することによって起こる。燃焼によって空気は大気温度のせいぜい40℃か50℃から数百℃から千℃を超える温度に熱せられる。とてつもない高い温度になる。非常に高い温度であるから少量の燃焼空気であっても大気に放出されると影響は大きい。燃焼とは主に発電所やプラントで起きる。いわゆる化石燃料を使って起きている。(原子力発電所でも起きている。)
石炭、石油、天然ガスを燃料として使用しボイラ(外燃機関〜つまり燃焼という現象を起こす機械)で水を蒸気にし蒸気タービン(外燃機関)を回して電力を産む。その過程で熱が発生する。温暖化の原因である。二酸化炭素はその結果生じる結果である。二酸化炭素そのものは温暖化の原因には成り得ない。二酸化炭素そのものは温かくも寒くも成り得ない。大気温度に影響はない。温暖化の結果として増えるものでしかない。
原因と結果は明確に区別しないと判断を誤る。
例えば、トイレの匂いを例にすると分かり易い。便器に溜まる排泄物が残ったままだと臭い匂いは排除できない。いくら排気ファンを回しても臭い匂いは消えない。排泄物を流して匂いの元を断たないと匂いは消えない。臭い匂いは結果であり、原因は排泄物なのである。つまり、
臭い匂いの原因 = 排泄物
であって
臭い匂いの結果 = トイレ内の空気に残る匂い
であるから
排泄物を消さないと原因は取り除くことが出来ず匂いを消すという結果に結び付かない。まず原因を取り除いてから排気ファンを回して初めて匂いを消すことが出来る。
なので燃焼という温暖化の原因を取り除かないと(減らさないと)燃焼の結果である二酸化炭素の増加に繋がってしまう。
つまり、概略として地球上での人間の経済活動を減退させないと地球温暖化は防げない。
繰り返しになるが、二酸化炭素CO2は温暖化の原因ではない。二酸化炭素CO2を減らす為に余計なプラントを作ったり今までにない経済活動をすれば更に温暖化は進む。
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