地球が受け取る太陽エネルギー 〜地球の冷やし方 その2〜

General

地球温暖化の大部分の原因はプラントや発電所での燃焼による大気温度上昇であると説明した。発電所で使われる化石燃料には石炭、石油、天然ガスがある。実は自然エネルギーと言われる風力発電も太陽光パネル発電も化石燃料と共通点がある。全て太陽エネルギーが元となっていることだ。

風は気圧差や気温差から発生するのだから太陽が関係することは分かりやすい。太陽光パネルは自明である。石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料は過去に地球が受け取った太陽エネルギーが形を変えて地下深くに残ったものである。つまり、全て地球が産まれてから現在までに受け取った太陽エネルギーが形を変えた元は同じものである。過去億年単位で受け取った太陽エネルギーである石炭や石油、天然ガス。特に、石炭はイギリスの産業革命以来急激にその使用量を拡大した。ジェームズ・ワットが蒸気機関を実用化した18世紀後半から240年。地球の年齢が40億年として3桁オーダーが違う。40億年かけて受け取ったものをその全てを使い切った訳ではないにしてもわずか200年というここ最近の世代で地球上の化石燃料は枯渇しているとかしていないとか議論されるレベルまで消費している。気象や機構の専門家ではない私自身がここ200年の期間に限れば地球温暖化は確実に進んでいると考える根拠はここにある。

コメント

タイトルとURLをコピーしました